論文リソース・小技集

Twitterに上げた論文リソースの紹介をまとめたページです。ネタが上がれば随時アップデートします。

目次

• 関連論文を一本釣り (Connected Papers)
• 図から数値を抽出 (WebPlotDigitizer)
• 投稿前の図のDPIを一瞬で統一 (Convert Town)
• いい感じの配色選び (ColorBrewer)
• Cover letter サンプル
• データベース定義書
• 撤回論文のデータベース (Retraction database)

関連論文を一本釣: Connected Papers

2020年６月にリリースされた無料の神サイト。論文を入れると内容の類似度や引用でつながっている論文のネットワークを可視化してくれる。新しく学ぶ分野の重要論文をピックアップしたり論文のトピックに沿った関連論文を見つけるのにかなり有用だと思う。

このサイトすごい！
トピックの重要論文を一本入れたら引用でつながっている関連論文のネットワークを一瞬で可視化してくれる。引用数や掲載年でサイズと色分けされている気遣い。これで重要論文の引用忘れが減るはず😎https://t.co/4Svh9yfBpA pic.twitter.com/uejMgNI3st

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) June 9, 2020

connectedpapers.com

図から数値を抽出: WebPlotDigitizer

KM curveやプロット等の図から点や線の数値を抽出するのに使えるサイトです。論文内に欲しい数値が書かれていないけど図はある、という時に地味〜に使えます。
図を読み込み軸の数値を打ち込んで欲しいエリアをマークするだけ。

知人の相談に乗っていた時に思い出しました。https://t.co/u8N38dF88e pic.twitter.com/LJt3UwmqGl

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) July 17, 2020

投稿前の図のDPIを一瞬で統一: Convert Town

下記ツイートに全てが記載されている。超便利。

投稿する図をジャーナル指定のDPIに統一するためにいつもお世話になっている無料神サイトです。

ドラッグ＆ドロップでDLされてきたファイルをアップするだけ😎https://t.co/UYLoN4tCqI pic.twitter.com/EoQubu867L

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) May 23, 2020

https://convert.town/image-dpi

いい感じの配色選び: ColorBrewer

図やvisual abstractの配色で迷った時に使えるサイトがColorBrewerです。色彩理論に沿ったいい感じのパレットが用意されていてRGB/HEXやスポイトでコピーすればいろんなプラットフォームで使えます。Colorblind-safe の機能もありがたい。https://t.co/HvJm8PoiXA pic.twitter.com/E7C6mHPZhJ

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) June 18, 2020

カバーレターのサンプル

カバーレターの書き方の記事はこちら。

カバーレターのサンプルにございます。一応、J○MAの査読にまでまわって姉妹紙に落ち着いたリサーチレターのやつでございます。論文大魔神のボスお墨付きなので質はある程度保証されていると思います。
うちは違う、等のコメントも頂けたら楽しいです😃 pic.twitter.com/xZTKsRRUmW

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) May 21, 2020

査読レスポンスレターの小技

査読レスポンスレターを読みやすくする色分けと枠使い。ワードの外枠設定で1クリックで段落全てを囲える。出典：嫁

レスポンスレターの読みやすさで査読者のハートを鷲づかみにする、師匠直伝の奥義がこちらになります。
全ての追加コメントを忘却の彼方に消し去る禁じ手と言っても過言ではない。 pic.twitter.com/tAhRrlQtA2

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) May 19, 2020

データベースの変数の定義書

データベースを作る場合や変数を足す場合、定義の記録は手間がかかっても超重要！下記はサンプル。

【データベースを作る時の注意】

変数の定義ってちゃんと記録していますか？

✔︎長期プロジェクト
✔︎メンバーの入れ替わり
✔︎査読者からの質問

記録が活躍する場面、たくさんあります！

僕が良いと思う例えに解説を付けました。

脳血管疾患が術前に併存しているかを定義しています。 pic.twitter.com/oL514qYrCC

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) April 19, 2020

Retraction database

撤回された論文のデータベース。ジャーナルや著者などのメタデータはもちろん撤回理由なども書かれている様。今のところ、暇つぶし以外の用途は今ひとつ不明。

こんなものがあったのか!
撤回論文のデータベース↓週末くらい軽く飛んでいきそう。https://t.co/ytSMEFPw0h pic.twitter.com/NwcXEa0wdf

— 心レジ@論文factory (@ronbun_factory) June 8, 2020

http://retractiondatabase.org/RetractionSearch.aspx